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『私もそうなる』は、スマ長老から教わりました。



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協会の記事ではありません。 吉水 秀樹 安養寺住職 のfbより紹介です。


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5月14日 冥想日記 『私もそうなる』  怒りや欲望で悩んでいる人がいれば、即座にそれらから離れることのできる特効薬があります。それは『私は死にます』とこころの底から念じる(気づく)ことです。これは私の戯言でなく、お釈迦さま言葉です。 91.78.81.88.82.82.80.73.50.101.61.102.65.89.94...この数字は何でしょう?  この数字は今年の1月から昨日まで私が葬儀でお見送りした人の行年です。5月に入ってからは、法事が10件と葬儀2件と、休む暇もありませんでした。今日も中陰と通夜があります。  昨日は、近所に住む昭和9年生まれの親しいお婆さんの葬儀でした。たまたま私の母と同い年で、子どもの頃から知っている優しいお婆さんでした。2年ほど前から圧迫骨折などが原因で衰弱されて、去年は自宅でお会いしましたが、歩くのがやっとでした。今年の3月に再度自宅で転倒骨折されて、そのまま入院、コロナ禍で娘さんも面会はオンラインで1回だけだったそうです。葬儀は花がいっぱいの祭壇でした。しかし、寂しい結末です。 【私は老います。私は病気になります。私の好きなものはすべて壊れ離れゆきます。私は死にます。すべてには終わりがあります。生は苦しみで終わります。】  これは私の毎日の死の瞑想の言葉ですが、身に迫るものがあります。  表題の『私もそうなる』は、スマ長老から教わりました。葬儀は本当はどうでもいい儀式です。しかし、生きている者が葬儀に出会ったなら、大切なことが一つあります。それは、『私もそうなる』と念じることです。上の数字にもう一つ63という、私が増えても何の違和感もないです。 『私は死にます』は、偉大な真理であり、一切の苦しみからその場で度脱する聖なる言葉です。 死を念ずる者には、欲望や怒りがでしゃばる場所などありません。

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