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6月5日 冥想日記 「そうかもしれんなぁ」と「それはちがう!」



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協会の記事ではありません。 吉水 秀樹 安養寺住職 のfbより紹介です。

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6月5日 冥想日記 「そうかもしれんなぁ」と「それはちがう!」  正直なところ、私はあまり人の話を聞くことができません。何か言われたら「それはちがう!」ととっさに反応してしまうことがしょっちゅうです。よく家内に諭されます。  今朝も家内に言われたもっともなことを「それはちがう!」と反応してしまいました。何か言いたいことがあったのですが、彼女の言ったことは落ち着いて考えればそのとおりなのです。何を言われても「あーそうかもしれんなぁ~」と底抜けに受けとめられたらどんなに楽でしょう。  人の話を聞けないのには理由があります。 ★自我があること。 ★自分を否定されたと思っていること。 ★自分は正しいと思っていること。 ★聞いて反応して、即言いたくなるから。(貪欲)  人の話を聞けないのは間違いなく、「欲」と「怒り」と「無智」の三毒煩悩が原因です。  触れるや否や、そくざに感情(煩悩)で反応してしまうからです。私のこころが小さくパンパンになっていることが恥ずかしいです。  煩悩を有漏といいますが、よく言ったものです。私は漏れっぱなしです。  まぁ、気づいて反省できるだけましなのですが、何を言われても「そうかもしれんなぁ」と受けられる人は、仏道の達人だと私は思うのです。感覚が鈍いことと、感覚が鋭いことに関係なく、どんなことも柔らかく受けとめられるこころの持ち主は、どんなふうに人の話を聞かれているのでしょうか? どこに違いがあるのでしょうか? なぜ私は直ぐに闘争的になるのでしょうか?

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