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4月8日 冥想日記 『yathā etam tathā idaṃ』



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協会の記事ではありません。 吉水 秀樹 安養寺住職 のfbより紹介です。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 4月8日 冥想日記 『yathā etam tathā idaṃ』  今日はお釈迦さまの生誕を祝う『花まつり』です。花まつりにちなんで、お釈迦さまの言葉を紹介します。  近しい人が亡くなって、葬儀に出席したときの一番大切なことは何でしょうか?  この言葉はそれを語ったお釈迦さまの言葉です。私はスマ長老から聞きました。 ------------------------------ yathā etam tathā idaṃ  ヤター エータン タター イダン これはこのようになる、それはそのようになる ------------------------------  つまり、それは私もそうなる、すべての生命もそうなる、「私も死にます」と念じることです。一見、当たり前の大した意味のない言葉に思えるかも知れません。確かに、副詞と代名詞を組んだ四つの単語だけの言葉です。  しかし、預流果に覚った、パターチャーラーもキサーゴータミーも、彼女らの覚りの中味は、「人は死ぬ・私も死ぬ」ということです。このことをほんとうに、今ここで理解したら。すべての怒り・欲望・悩み・苦しみ・憂いが消えて、その場で安らぎを得ることができるのです。そういう意味で、究極の瞑想、死の瞑想がこの言葉に要約されています。

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