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協会の記事ではありません。 吉水 秀樹 安養寺住職 のfbより紹介です。
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吉水 秀樹 1月31日 冥想日記 『善と悪 薬と毒』 世の中にある、善と悪、薬と毒には二面性があり、表裏一体といった性質があります。こういった価値や概念を超えることが、「善悪の彼岸」になります。まず、この裏表の仕組みを見抜く智慧を育てなければなりません。 ★美味しいものを食べることは楽しみですが、美味しいものには糖質や脂質、カロリーコレステロールが含まれています。 ★よく効く薬には副作用があります。 ★お金があることも幸福であると同時に、不幸の陰をもっています。 ★地獄に堕ちることはよくありませんが、罪が消えるという良い点もあります。 ★刑務所に入ったことで、人生が好転する人もいます。 ★金持ちになって、不幸になる人もいます。 ★美しい姿で生を得た人が必ずしも幸福になるとは限りません。 ★天界に転生してもそこは、dukkhaのない世界ではありません。 楽しかないというdukkhaがあります。 Facebookで、美味しそうな食べ物の画像が一番人気あります。そのカラクリはわかりますね、私たちが空腹感という飢え苦しみをもっていて、その画像が一瞬であれ幸福感を与えてくれるからでしょうか。まもなく消化されてウンチになる物質の画像です。 生命は無智でできています。無智な人が生きるということは、実体のない幸福感を探し求めているということです。画像を見た瞬間に価値を入れているのは「あなた」です。そこに気づいていますか? 美味しいもの食べたい、美しくなりたい、有名になりたい、権力を得たい、どう頑張っても、そのツケは必ず自分に返ってきます。 そんなわけで、この二面性を理解して、善悪の彼岸を目指すべきです。二面性を理解する、善悪の彼岸を目指すことを、中道とも、八正道とも言います。あらゆる見解に気づき、見解から離れることです。 ⋄⋄⋄⋄⋄⋄⋄⋄⋄⋄⋄⋄⋄⋄⋄⋄⋄⋄⋄⋄⋄⋄⋄⋄⋄⋄⋄⋄ 法句経 第26章 婆羅門 412 彼がこの世において、善と悪、その両極への執着を超えたなら、 憂いのない、欲を離れた、清浄の者であり、私は彼をバラモンと呼ぶ。
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