★冥想日記 2019/10/16 感謝とパーピマン

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協会の記事ではありません。 吉水 秀樹 安養寺住職 のfbより紹介です。

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★冥想日記 2019/10/16 感謝とパーピマン


 昨日、初期仏教を学んでいる仲間と話したことです。その方がある日、マンションの窓から夕日を見て、自分は生活に困ることもなく、このように安心して住む家があり、幸福だと感謝の念が起きたそうです。しかし、その夜にマンションが壊れて住む場所を失う夢を見たそうです。そのときに自分が住んでいる家に執着していることに気づいてハッとしたという話を聞きました。

 私は少し前に、自分の身体のことで、膝が少し悪いがそれ以外の傷病はなく、健康な身体に恵まれて有り難いなぁ…と感じたことがありました。そして、その夜に身体中に水膨れができて、身体が溶けていく夢を見ました。この夢に恐怖心はなく、私がどうすることもできずに悲しそうにその身体を見ている夢でした。

 二人とも「感謝」の念をいだいたその夜に、その感謝の中に執着が潜んでいることを示す夢を見ているのです。以前の日記、『深く気づくこと』に書いたように、人間の意識には顕在意識と潜在意識があり、気づきの冥想を不断に辛抱強く実践していると、私たちの健康や食生活に問題さえなければ、その二つの意識が無意識に協力しあって、問題を解決し、生命の豊かさをもたらしてくれる…。

 また、ダニヤ経で、牛飼いのダニヤが、自分には家があり、家族があり、財があり、健康な身体もあり、私にはすべてが「ある」ので、何の不安もなく安心だと謳ったのに対し。ブッダは私には、家もなく家族もなく財もない、何も「ない」ので憂い悲しみもないと、獅子吼したことが思い出されます。

 どうやら、私たちの感謝の念には「ある間の豊かさ」が含まれていて、それはパーピマンの仕組んだ、巧妙な罠だったようです。  人間の健全な生活には「感謝」は不可欠ですが、感謝の念があらわれたときも、その感情に酔うことなく、こころの動き出どころ、縁起に深く気づいていることが大切だと思いました。


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