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協会の記事ではありません。 吉水 秀樹 安養寺住職 のfbより紹介です。
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冥想日記 12月26日 『臘八にちなんで』 ―自分を知る―
「臘八」とはロウハチと読んで、旧暦12月8日のお釈迦さまが成道された日をいいます。特に禅寺では、昔は1日から8日間の熱心に修養されていました。近くの黄檗山万福寺では今も形を変えて奉修されています。浄土宗にはこの習慣はないのですが、法事も終わり、正月の準備を終えた今頃、私は冥想時間を増やしお釈迦さまの成道を讃えています。
さて、以下にメモしたのが、その臘八にちなんで、私が坐った昨日、最初にあらわれた妄想です。これが私の本性、ありのままの姿です。 (どうか、笑わないで読んでください)
☆お節料理の準備のこと ☆お節料理はどこに注文しようか ☆お肉の注文はどうしようか ☆肉は何グラム買おうか ☆除夜の鐘のライトの用意をしよう ☆家内が実家に行くので、里芋と大根を掘りに行こう ☆茶席の結界を竹で作ったこと ☆昨日見たドラマの場面 ☆ネットで見たハリウッド女優のビジョン ☆ダニヤ経の感想の手紙を貰ったこと ☆この中で50歳は誰? という例のビジョン ☆Facebookに書く日記のこと ☆雑木の伐採のこと ☆お昼ご飯のこと ☆晩御飯のこと ☆リカマンに正月用の酒を買いに行こう…
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実にこれが坐って前半にあらわれた妄想の大方です。 地球環境のことも、住む場所を奪われて苦しんでいる難民のことも、戦禍でおびえ飢えている子どもたちのことも、私には浮かんできません。怒りから生まれる妄想は、ほとんどありませんが、欲と無智、好色とうぬぼれ、煩悩100%です。
これが僧籍をもち、40年間仏教を学び、寺の住職として10年間初期仏教を修養した、私のありのままの姿です。さて、みなさまは、私の告白をどう思われますか?
こころの静寂を求め、自身を聖者のイメージと重ねて、坐っている人には、見たくもない、受け入れがたい事実かも知れません。
私は上のような観察をし、一瞬「情けないなぁ」という感情も生まれますが、それより、これが私のありのままの姿であると知り認め。こころが落ち着き、静けさがやって来ます。 私は正真正銘の愚か者です。無駄な抵抗をする必要はありません。これが真実です。
お釈迦さまの言葉、法句経 第五章【愚か者】No,63 がまたしても思い出されます。
※写真は正月準備中の庫裏座敷と法句経63です。
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