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仏教心理学恐るべし。



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協会の記事ではありません。

 サークル仲間の所感です。  

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岸和田の平日の夕方、交差点を右折しようとしていると、対向車線にバイクが5.6台、固まって止まっている。どれも同じようなバイクで服装も黒いジャンバー姿の男性である。前の3台は左折のウインカーが点滅している。信号が青に変わり右折しようとした時、意識がその集団すべてが左折するようなそんな感覚を持っている感じがした。案の定後ろの2.3台は直進で来た。心の思い込みだった。通勤帰りの同じようなバイクで、同じような服装の人たちは、(帰路につく仲間で)まとまって同じような行動を取ると意識は勝手に思い込んでしまったようである。つまり意識は十分なデータを取って判断するというよりも、アバウトなデータで手っ取り早く判断する傾向があるように感じた。あの人は良い人、あの人はイヤな人など心の判断はそうアテにならない。手っ取り早く結論を出そうとする。いい、悪い、好き、嫌いを瞬時に決めてしまう。場合によっては味方を敵と思うことも多い。仏教では人は逆さまの判断をするという。アテにならない心(脳)に騙されているようである。それで仏教にはその弊害を正すために、正念、正知、正見という極めて重要な修習があるのではなかろうか?

それらが無い時に、心は怠けて誤情報を提供して、適当な絵を描くのではないだろうか。もちろん結果は良くないのは明らかだ。仏教心理学恐るべし。

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