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 ※スマナサーラ長老「ブッダの脱獄計画」参考


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協会の記事ではありません。 吉水 秀樹 安養寺住職 のfbより紹介です。

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『欲界からの脱出計画』  ※スマナサーラ長老「ブッダの脱獄計画」参考

 お釈迦さまは、欲界から脱獄するには、五つの束縛を解きなさいと説かれました。これを【五下分結】orambhāgiya-saṃyojanaと言います。

※「結」saṃyojana とは、人々を輪廻に縛り付けるという意味です。

①『有身見』sakkāya_ditthi  「私がいる」「ある」「生命に永遠の魂や真我がある」という誤見。

②『疑』 vicikicchā  「何もハッキリ分からない鈍さ」「YESかNOかハッキリしない状態」情報を詳しく検べようとせずに頭から否定することや、人からの伝聞を鵜呑みにして信じることも「疑」になります。

③『戒禁取』 sīlabbata_parāmāsa 生きることのカラクリを発見すると、儀式儀礼をおこなうだけ、戒を守るだけでは、解脱に達しないのだと発見する。解脱に達するためには、真理をありのままに知る智慧が必要です。

④『貪欲』kāma_rāga 色声香味触に対する愛着。何か欲しい。何かになりたがる。

⑤『瞋恚』patigha 色声香味触という対象に愛着できない場合に現れる「怒り」。

●以上の「五下分結」のすべてを解き放ったら、仏教用語で不還果に達したと言います。その人は、地獄・畜生・餓鬼・人間・欲天に生まれることがなくなるのです。輪廻転生しても、苦しみがほとんどない、安らぎに満たされている梵天に限られると説かれています。

★最後の関門。まだ解かれていない五つの束縛が残っいます。これを【五上分結】uddhambhāgiya saṃyojanaと言います。先日お話しました「慢」など、預流果になっても残る手ごわい煩悩です。

⑥『色貪』rūpa-rāga 色界に対する欲望・執着

⑦『無色貪』arūpa-rāga 無色界に対する欲望・執着

⑧『慢』mānaマーナ

⑨『掉挙』uddhacca 色界・無色界における心の浮動・浮つき

⑩『無明』avijjā 根本の無知・諸悪、輪廻の根源

以上の【五上分結】です。これも捨てなさいとお釈迦さまは説かれます。pañca jahe(五つの捨)

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