2019年2月1日4 分

『がんを治す心の力』 

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協会の記事ではありません。
 
吉水 秀樹 安養寺住職 のfbより紹介です。

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吉水 秀樹

『がんを治す心の力』 


 
A・スマナサーラ・小出一光対談本 進行役:石飛道子さんを読みました。

 長老の本を経典のように読んでいます。マーカー引いてノートに書き写したり、自分の言葉にして書き出し、勉強会の資料にもしています。今回切り取った箇所とコメントです。

① 心とは伸び縮み38 
 
(以前、「人生は膨らんで縮んでそれでお終い」という名言もありました)

② 病気はコミュニケーションギャップで起こる。39 58
 
(コミュニケーションギャップという表現は興味深いです。要は情報が正確に伝達されないことですが、自分で読んで理解してください。大坂なおみさんのインタビューの誤訳もがんも、原因はこれ、勝手なねつ造…)

③ 肉体は基本的に植物ですから、放っておけば何とかなります。60

④ 他人の成功を喜ぶという感情を持つと、良い遺伝子が活発になり、身体は病気にかかりにくくなり、肉体年齢も若返る。64(チョプラ博士の言葉らしいです)

⑤ 怒りは相当感情を抑圧した結果なのです。怒りだけではありません。「これ、いいな」といった欲も感情を抑圧します。97
 
(この部分の意味は深いです。抑圧の対極は「気づき」であって、何もしないと開花して枯れて自然消滅すると思います…)

⑥ 自分の持っているものには欲が生まれないのです。自分の持っていないものと、持てないものに対して欲が湧きます。98 
 
(円満な夫婦は双方がこの理を了知しているのでしょう? 不倫もこの理ですね。欲の中は理性ゼロです)

⑦ 悪感情で首が絞まる順は決まっています。まずは身体が壊れます。心はとっくに壊れています。それから、死後もひどい目にあいます98 
 
(心はとっくに壊れていますは、「お前はもう死んでいる(ケンシロウ)」みたいな言葉で面白いけど事実、一番先ですね。身体は後々じわじわ…)

⑧ ストレスとは現代の言葉ですが、同じことを仏教では煩悩と言います100
 
(感情=煩悩は理解していましたが、ストレス=煩悩 葛藤・比較・選択=煩悩?)

⑨ 今、最高に幸せ。今、十分足りている。ご飯もあるし、焼き魚もある。しかし、醤油はない。そこで「醤油はないのか」と言う人はがんになります103
 
(これは困りました。私はがんになると言うことです。対が「知足」あるもので満足!)

⑩ 我々は物があると仮定しないと、認識することができないのです106
 
(妄想しないとテレビドラマも、光【色】と音【振動】ということですね。だから「ある」が大問題なのです。)

⑪ 瞬間瞬間の感覚があると、それをひとまとめにして「私」という言葉にするのです。それで気が済まない人が、魂という概念を作るのです。「人は死んでも魂は死なない」とまで言います。「いい加減にしなさい」と言いたいのです107
 
(お前はもう死んでいる!)

⑫ 「尊い命を粗末にしてはいけません」―― あれってどういう意味か、私にはわかりません。―― だらしなく汚いことばかり、嫉妬や怒り、憎しみ――112
 
(あおり運転している人とか、死ぬ前から怨霊のような人生ですね。)

⑬ 病気の二種類 一つは仕事場の机が小さすぎるとか…、もう一つは仕事場で働いている人の性格が悪い場合 ―― これはお医者さんには治せないのです119
 
(これも面白い表現です。こころは自分で治せ!)

⑭ 赤ちゃんは何もできなくてかわいいけど、成長するに従って、よりかわいくて、より明るい人間になって、太陽のような人格を作って消えてほしいのです136
 
(素敵な言葉です。明るく生まれて、明るく生きて、明るく老いて、明るく病気になって、明るく死ぬ、膨らんで縮んで、それでお終い。)

⑮ 病気があるから生きている 人は病気 人とは病気の塊りなのです136-8

⑯ 仏教は進化論に徹しています。今の瞬間をよりよい瞬間に変えなさいと137
 
(ヴィパッサナー冥想は次の瞬間に自身を進化させる究極の進化論だったのかも)

⑰ 死は出来事ではないのです。死はずっと起きているのです137-8

⑱ お金があれば明るく生きられる、とお金のせいにする。健康であれば明るく生きられる、と健康のせいにする。家族がもっと頑張ってくれればと、家族のせいにする。病気が治らなかったら医者のせいにする。とんでもない間違いです。仏教では決して他人に文句を言いません。放っておきます177

⑲ 「生きていたい」は表。「死にたくない」は裏。表は欲の世界。180(裏は怒りの世界?)

⑳ 先ず我々は心の一番底のところで、明るさの光を作らなくてはいけないのです。――第二のステップは、自分一人では生きられないと知ることです。187
 
(最初が光、最初がゴール、出発点が最終到達地点、最初が自由、)

㉑私がいるという錯覚がすべての問題なのだということで、私の話を終えたいと思います。252

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